もうかれこれ半年近く
マイケル・ジャクソン関連のものを
すごい勢いで大人買いし続けているのだが、
なぜかふと、何年か前に「ルーツ」という
黒人奴隷の大河ドラマを夜中見ていたのを思い出し・・・
またも大人買い。
120分×6本を二日にわけ、明け方まで見る(その後、7時に起きるけど)。
見だしたら止まらないのだ。
「ルーツ」の作者でありライターである
アレックス・ヘイリーのインタビュー集。
自作について語る章は、ドラマより感動的。
ヘイリーは子供の頃から何気なく
おばあちゃんに聞かされていたむかし話をたよりに
あらゆる資料を調べアフリカまで渡り、
部族の語り部によって、
自分の祖先が白人にさらわれたと言う話を聞くのだ。
奴隷ながらに文字を覚え、自叙伝を出した
フレデリック・ダグラスの本も読んだ。
文字を知ったからこそ、残る事実もあれば
文字がなかったからこそ、残った事実もある。
ヘイリーもダグラスも
ほかの人は興味を示さなかった
「おばあちゃんの話」や「文字」というものに
執念ともいえる関心をもった結果、
世の中を変えるぐらいのものを形にして残す。
同じ兄弟でも同じものに関心を示したり示さなかったり・・・
わけもなく何かにひきつけられる引力のルーツってなんなのだろう?